経理代行の問い合わせ

最近ある問い合わせがありました。某老舗企業です。

 

 

老舗企業から、経理代行の問い合わせ

 

内容は、下記のとおり。。。

 

・長年経理を担当していた者が、病気で入院した

・給与計算からほぼ全てを一人でやっていた

・誰も代わりができるものがいない

・給与支給日が近づいているため、困っている

 

こういうケースは、実は水面下で非常に多いのではないかと思います。

 

特に奈良県内だと歴史のある老舗企業が多く、また規模の拡大をしていないケースが多いと担当者がずっとそのままというのも珍しくありません。

 

 

税理士契約は存在するが、経理代行どころか記帳代行も受けれない会計事務所だった

 

またそういった老舗企業には、もちろんすでに税理士と契約しているケースが大半なわけですが、

 

実は税理士事務所も老舗であったりします。

 

 

そして老舗税理士事務所の特徴は、

 

・記帳代行はしない

・給与計算はしない

・税務相談だけ

 

といったケースが多くあると考えられます。

 

 

経理担当が一人で高齢の場合には

 

やはり高齢化社会が進む中では企業で働く従業員も高齢化していきます。

 

そのため、社内で一人の担当者が経理を全て担当するというのは、いつかトラブルを招きます。

 

 

また得意先や協力企業に迷惑をかけることにつながる可能性もあります。

 

 

そういったことを防止するためにも、保険をある程度かけておく必要があります。

 

ここでいう保険というのは、

 

・最低でも経理を担当する人を2人体制もしくは交代できるように教育しておく

・経理代行が可能な会計事務所と本来は顧問契約を契約しておくこと

 

税理士事務所も代表が60代を超えると、自らが経理代行として全てを処理するのは難しくなります。

 

また長い契約により、よくお客さんの会社のことを理解しているとしても、経理を代わりに実践できるかどうかは微妙です。

 

そのためにも企業活動の継続のためには、どこかのタイミングで税理士契約の見直しは必ず必要になってくるものだと思います。

もちろん経理業務というものは長く関与してはじめて理解が深まるものですので、ころころ顧問契約先を変えることは費用対効果でもよくありませんのでお勧めはしませんが。