税理士さんは、訪問してくれますか?

 

最近、よく聞かれる内容に下記があります。

 

・税理士さんって、訪問してくるんですか?

・それとも、税理士事務所に相談しにいくものなんですか?

 

これについて、結論から言いますと、どちらもあります。

 

しかし、以前は、「訪問型」が主流でした。

 

ちなみに、税理士はよく会社・法人のクリニックなどと言われることもありますが、古くからお客様のところに訪問して帳簿を確認して、日々の相談を受けるという、いわゆる「訪問型」が主流ではありました。

 

もちろん、イレギュラーの場合や、急ぎで税理士さんに会いたいときは、お客様が直接事務所に行きます。

 

近年は、来所型が増えています。

 

近年では、都心部などを中心に、来所型(税理士事務所にお客様が行って、相談したりするタイプ)がかなり多くなっています。

 

これは、都心部などでは企業も近くにたくさんありますし、また来所型にすれば少し顧問料を安くできる点も魅力ではあります。

 

さらに、ネット型も出てきています。

 

またITの発達により、インターネット回線などを通じて、スカイプやLINEなど様々なソフトを利用して、テレビ会議やチャットなどで相談を受けるタイプの「ネット型」というのも増えてきているかと思います。

 

訪問型のメリット・デメリットを考えよう!

訪問型のメリット

 

・税理士事務所に行く移動時間が不要

 

・資料は会社にあるので、忘れることがない

 

・印鑑も会社にあるので、忘れることがない

 

・自社で、じっくり話ができる

 

・会社の状況を、現場に来て見てもらえる

 

訪問型のデメリット

 

・他のタイプより、顧問料金が少しあがる以外はなし。

 

来所型のメリット・デメリットを考えよう!

来所型のメリット

 

・訪問型より、顧問料が少し安くなる

 

・営業エリアから近い場合、一緒に訪問できる

 

来所型のデメリット

 

・移動時間がかかる

 

・美容院などのように、なるべく予約していく必要がある

 

・資料を忘れた時に、再度取りに帰らなければならない

 

・印鑑などを忘れた時に、再度取りに帰らなければならない

 

ネット型のメリット・デメリットを考えよう!

ネット型のメリット

 

・他のタイプに比べ、もっとも顧問料が安くなる

 

・質問をチャットやメールなどでして回答を待つ場合など、時間効率がよい

 

・移動時間もいらない

 

ネット型のデメリット

 

・ITに弱いと手間だと感じる人がいる

 

・メールやチャットなどでわかりやすい文章が書けないと、問題点が伝わらない場合がある

 

・スカイプなどのテレビ会議で、じっくり相談したい場合などは、予約する必要がある

 

・見せなければいけない資料などは、その都度スキャンする必要がある

 

訪問型にむいている方

 

・とにかく本業に集中したい方

 

・従業員に管理の仕事を概むやってもらっているが、個別に相談したいことや、報告を受けて従業員の仕事の状況も把握しておきたい方

 

来所型に向いている方

 

・会社を設立したばかりで、時間を使ってでも、顧問料が安くなればと考えている方

 

・学生時代に次の日の持ち物を忘れずに持っていけていた方

 

・駅からも遠く、会社を設立したものの、駐車場などがない方

 

ネット型に向いている方

 

・会社を設立したばかりで、時間も顧問料も節約したいと考えている方

 

・日ごろから、チャットやメールでのコミュニケーションを仕事で使っている方

 

・友達とのメールなどで誤解が生じ、ケンカしたことがない方

 

最後に

 

最後ですが、成長している会社に共通しているのは、やはり「訪問型」です。

そして奈良県は、会社数は大阪に比べても少なく、隣接している会社と税理士事務所もそれほど多くないからか、「訪問型」がいまだに多いと思います。

だからといって、「訪問型」を利用していないとダメかというわけではなくて、どのようなタイプにも、それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

自分にあったものを選んでいきながら、会社の数字についても理解を深めていくことが、税理士と契約する意味だと思います。